イタリア映画“Ieri, Oggi, Domani”は、ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニが出てくる、オムニバス・コメディ映画です。このブログも昨日(過去)のこと、今日(現在)のこと、明日(未来)のことを書いていきます。

2011年8月6日土曜日

Harry Potter And The Deathly Hallows Part II



今日、最後のハリー・ポッターをようやく劇場で観て来ました。
7月15日に公開されてから、20日も経っていますが
母と妹の家族と一緒に行くことになっていたため、
お互いの予定が合うのが今日だったのです。
実は妹の家族5名の観たのはハリー・ポッターではなくCars 2だったんですけどね。
ハリー・ポッターは母と二人で観ました。

ハリーと、ハリーの仲間たちと、ヴォルデモートとの最期の戦いは
いつもながら、いえ、いつも以上にすごい映像の連続でした。
私はハリーや彼の仲間たちの命を賭けたすさまじい戦いに、
もう途中から涙が止まらなくなって最期まで涙がずーっと流れっぱなしでした。

目の前の恐ろしい敵に向かって、
命を失うことをも恐れずに敵に向かっていく仲間たち。
フレッド、ルピン、トンクスなど、実際に戦いの中で命を落とす人々。
そして、スネイプの秘密と死。
ダンブルドアとの再会。

すべてが凄くて感動したのですが、
実は一番感動したのは次のシーンだったのです。
このシーンは原作を読んだときからすごくジーンときたのですが、

ハリーとヴォルデモートとの一対一の戦いで
ヴォルデモートの放った死の呪いがハリーを直撃しハリーが倒れてしまったのです。
ヴォルデモートがハリーは死んだのかと尋ねた時
彼の死を確かめるためにハリーのところに行ったのは
マルフォイのお母さんだったのです。
彼女はハリーが生きてるのを察知して、ハリーの耳元で尋ねました。
「マルフォイは生きてる?城の中にいるの?」
ハリーは、ただ一言「Yes」と、彼女にしか聞こえない位小さな声で答えたのでした。
それを聞いた彼女はヴォルデモートの方を振り向いて
「(ハリーは)死んでいます。」と報告するのです。
彼女の母親としての子供に対する愛情が、結果としてハリーを救ったのでした。

ブラボーなお母さんがもう一人。
それは、ロンのお母さん、モリー。
ベラトリックス・レトランジがジニーに向かって死の呪いを放ったのを見た彼女は、
「私の娘に手出しはさせないわ!このビッチ!」と叫んで
ベラトリックスに向かっていったのでした。
モリーはそもそも魔女とはいえ、長年専業主婦をやっていて、
たくさんの子供達を産み育ててきたお母さん。
その彼女が自分の子供達のために手ごわい相手に向かっていく姿には凄みがありました。
ベラトリックスはヴォルデモートの忠実な僕で、
さらにハリーの名付け親のシリウス・ブラックを殺した張本人でした。
モリーはとうとうベラトリックスをやっつけてしまいます。

愛。
親子の愛。
師と生徒の愛。
友人間の愛。
恋人同士の愛。
愛は全てを超越する。
愛は全てに勝利する、そう思えました。
そう思えたときに、私の体の中に、
何か強い、電流のようなものが流れたような気がしました。

素晴らしい物語に、
J.K.ローリングスの豊かな想像力に拍手したい気持ちでいっぱいになりました。
皆さんも出来たら映画館で見てください。
すごい迫力ですから。。。

ちなみに、妹の家族が観たCars 2 はこちら。