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自分の興味があることをなんでも私と共有しようとするG。
昨年から私にツール・ド・フランスを観ろと言っていたのですが、
去年はワールドカップが同時期にあり、まったく興味を持てませんでした。
ところが、今年は初日からつい観てしまい、気がつくとすっかりはまっていました。
サイクリングについては、何の知識もなかったため
選手はただ自転車に乗っているだけだと思っていたんですが、
観ていくうちにかなり奥深いスポーツだってことがわかってきました。
ヨーロッパやアメリカにサイクリングのチームがあります。
その中から、22チームが参加し、各チームから9名の選手が出場します。
各チームにはチームリーダーがいて、チーム全体でチームリーダーを盛り立てるんです。
それには色々な作戦、戦術があるようです。
約3週間の期間中、休みはたった2日のみ。
一日の行程をステージとよび、全部で21ステージあります。
毎年、ルートは変わるようですが、最終日の21ステージ目は
パリのシャンゼリゼ通りを通ってゴールすることになっています。
各ステージは約200キロもあります。
200キロを21日間毎日疾走するのですから、まさに、鉄人レースです。
ステージ毎にいろいろな特徴があります。
比較的、平地の多いステージや、平地と山の含まれるステージ、
また、いくつもの高い山が含まれたステージなどがあります。
山にも高さによって、レベルが区別されています。
1~4まで、数字が小さいほど山が高くなります。
その他にHCというレベルがあり、これは1以上の凄く高い山になります。
4つのジャージがあります。
黄色のジャージの「マイヨ・ジョーヌ」(maillot jaune) は
通算で一番ゴール時間が短い人に与えられます。
緑色はスプリント賞。
白地に赤の水玉は山岳賞。
白は新人賞。
スプリント賞や山岳賞などは、ステージのある区間での勝負になり、
ポイントが与えられるようです。
そのポイントの累積が一番高い者がジャージを着ることができるようです。
では、一体、誰が優勝するのか?
それは通算で一番短い時間でゴールできた選手です。
マイヨ・ジョーヌを20ステージが終わった時点で与えられた選手が優勝となります。
(21ステージはお祭りのような、お互いの健闘をたたえあうような
リラックスしたステージでカウントされないのです。)
1日だけ早くても、全体で見ると順位が下のほうだったりします。
すべてのステージにおいてコンスタントに早い選手が勝利できるのです。
写真は、最初のステージを終え、
白以外の全てのジャージを総なめにしたフィリップ・ジルベール(Philippe Gilbert)