イタリア映画“Ieri, Oggi, Domani”は、ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニが出てくる、オムニバス・コメディ映画です。このブログも昨日(過去)のこと、今日(現在)のこと、明日(未来)のことを書いていきます。

2008年2月17日日曜日

冬に熱いもの、それはアイスホッケー  Let's go NY Rangers!


現在の私は、K市という地方都市から約1時間離れた所に住んでいる。
もともと田舎の出身の私であるが、
以前、NY市の外れに住んでいたことがあり
大都市の生活を懐かしく思うことがある。

メトロポリタン・ミュージアム、MOMAなど美術館。
世界各国のレストラン。
大リーグやアイスホッケー(NHL)などのプロスポーツ。
街角に必ずある、ピザ屋さえも、今となっては懐かしい。

アメリカの大学に行ってから、アイスホッケーの魅力に目覚めた。
NY市に住み始めてからは、NYレンジャースのファンになって
レンジャースの本拠地、マディソン・スクエア・ガーデンに
何度か試合を見に行った。

ある休日のこと、暇だった私はプレイオフのチケットを求めて
マディソン・スクエア・ガーデンにぶらりと行ってみた。
その日は数時間後に試合が行われる予定だったが、
私はむしろ後日のためにチケットが欲しかったのだ。

だが、チケット売りのおっちゃんは言った。
「今日、もしもレンジャースが勝たなかったら
これがレンジャースにとって、今シーズン最後の試合になるよ。」
それは困る。
その日を逃したら、半年間レンジャースの試合を見られない可能性があるのだ。
「じゃ、今日の試合のチケットをください。」

チケットは、値段の高い席しか残っていなかった。
その中でも安くて、なるべくアリーナがよく見えそうな席を選んだ。
$100也。
普段は$50未満の席で見ていたから、ちょっと高いと思ったが仕方がない。
最後の試合を逃したら、もっと後悔するにちがいない。
いや、勝つ。絶対、勝つにきまってる。

結局、レンジャースは負けてしまい、その試合は奇しくも
レンジャースにとってシーズン最後の試合になった。
そして、その年に帰国するはめになるとは夢にも思っていなかった私にとって
それが最後のアイスホッケーの試合となった。
本当は、次のシーズンには、シーズンチケットでも購入して
頻繁にマディソン・スクエア・ガーデンに行こうと決めていたのに。

このところ、レンジャースの動向をチェックしていなかったが、
相変わらず、チェコ出身のJagr選手や、イケメンのゴーリー、
Lundqvist選手など活躍しているようだ。
中には、チームを去った選手もあり、少しさみしい。
Lundqvist選手はなんとレンジャースと6年間の契約を結んだそうだ。
いつか、6年以内に、またNY市でホッケーを見よう。
そう、思った。



お気に入りのレンジャースのニット帽。寒い日にはときどき被る。
Let's go Rangers!