数日前にHugh CornwellのCD、"Hooverdam"をAmazon.comで買った。
2枚買えば10%OFFキャンペーンだったので、格安で手に入れた。
HughはThe Stranglersのオリジナル・メンバーで、
20年近く前にバンドを脱退してからはずっとソロ活動をしている。
このところ、Hughからご無沙汰気味だったが、
久しぶりにHughの今年リリースされたこのHooverdamを聴いて驚いた。
年をとってメローになったのかと想像して聴いてみたら、
とんでもないことだった。
最小のユニットで演奏していることもあり、音はかなりシンプル。
彼はギター&ボーカルを担当し、
あとはベースの若い女性とドラマーのたった3人だけ。
シンプルだが、ロックの原点に戻ったような元気で小気味よい曲が並ぶ。
かなりかっこいい。
もちろん、風貌は年をとっている。
50代後半のはずである。
でも、何歳になっても精神に宿るロック魂は変わることはない。
まだ、ロックやってるの?って聞かれても
年取ったら人間丸くなるものだよ、なんて言われても。
またいつもの変わらないビートを刻んでいるのかい?なんて聞かれても。
私の心の中にもいつもロックは熱く流れている。
普段は隠れているけれど。
まるで地下を流れる高温のマグマみたいに。
私の心がぴょんぴょん飛び跳ねた。
Hughが刻む変わらないビートに乗って。
このHooverdamはCDとDVDの2枚組である。
DVDにはBlueprintというタイトルがついていて
HughのインタビューとCDに収められた曲のスタジオ演奏を見ることができる。