2009年5月11日月曜日
ぽるたーがいすと?
週末、母が泊まりに来た。
今のアパートに住み始めて2年経ったが、母が泊まりに来るのは初めてのことだった。
日曜の朝、母に尋ねた。
「昨日はよく眠れた?」
「それが、あまり眠れなかったわ。」
「え、どうして?」
「それが。。。」母は一瞬口ごもった。
「リビングやいろんな所で音が聞こえるから眠れなかったのよ。
誰か居るのかと思って、見に行ったけど誰もいなかった。。。」
母は子供のころ、霊体験というか、不思議な経験をよくしたらしい。
それが成人すると、すっかり止まったという。
もともと、そういう体質の母がそう言うのだから一瞬、怖くなった。
「お父さんが付いてきたのかもね。」と、私。
「ほんと、そうかもしれないね。」と、母。
その音が2年前に他界した父のものだと思えば、少しも怖くはない。
そう思うことで、私は恐怖心を誤魔化した。
でも、そういえば、よく音がするな、と思うのである。
今は、隣の部屋は空いているから、以前よりも静かになっているはずである。
しかし、隣人が引っ越してから、神経が過敏になっているのか
ちょっとした物音が聞こえるようになったのかな?
そう思っていたのである。
考え始めると、どんどん想像が膨らんでいく。
もう、怖くて眠れない。。。
なんて云いながら、ベッドに横になったらすぐに眠れる私は
自分で思う以上に、図太い神経の持ち主なのかもしれない。