イタリア映画“Ieri, Oggi, Domani”は、ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニが出てくる、オムニバス・コメディ映画です。このブログも昨日(過去)のこと、今日(現在)のこと、明日(未来)のことを書いていきます。

2010年10月18日月曜日

見つめ合う二人???(もとい、一人と一頭)

私は恐る恐る彼の傍に近づいた。

彼をそっと見つめる私。

はるか彼方を見ていた彼が急に私の方に振り向いた。

そして、一瞬、彼と私の眼が合った。。。

「怖っ!」

私は心の中でこう叫ぶと、彼の傍から逃げ出した。

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ええ。。。

怖すぎました。

ここでの彼とは大きな虎です。


             ↑逃げる私

これは、タイのチェンマイにある、Tiger Kingdom での話です。

チェンマイの空港に到着して、各種パンフレットを漁っていた時、

Tiger Kingdomのパンフレットをみつけたのでした。

トラ王国ってどうよ??なんて、ネーミングが可笑しくて笑っていたのですが

まさか自分が実際に、そのトラ王国にいって虎を撫でることになるとは

そのときには夢にも思っていませんでした。

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チェンマイで2日目の夜、Gと私は、次の日何しようなんて話していたのです。

何か参考になるものがあるかもと思い、ホテルのフロントに降りて行き

各種ツアーが置いてあるツアーデスクでパンフレットを見ていたのです。

その時、目に留まったのが、セダンタイプの貸切車で行く一日ツアー。

行先:蘭ファーム、メーサ象キャンプ、モンキー・スクール(学校ってどうよ??)、

スネーク・ファーム、タイガー・キングダム、首長族などの民俗村。

「あっ、このツアー、タイガー・キングダムにも連れて行ってくれるんだね。」

象、猿、蛇、虎と、

一日に動物が満載のような気がしましたがツアーに申し込むことに。。。

タイガー・キングダムに到着すると

まず、どのサイズの虎にするかを決めてチケットを購入します。

大、中、小。

あるいは、大と小とか、コンビネーションを自分で決めることもできます。

トラ好きのGは、迷わず、大を選択。

「僕は大きいのがいいけど、君はそれでいい?」

「うん、まあ、いいよ。」

入場料にはAIGの災害保険料が自動的に含まれていて、チケット購入時に

保険加入書類にサインします。

万が一、虎と何かあった時(咬まれたり、引搔かれたり?)のための保険のようです。

飼いならされているとはいえ、トラは野生の動物ですから

いつなんどきどんなアクションを起こすかわかりませんからね。。。

注意事項

・トラの写真を撮るときフラッシュはたかないでください。
・トラを触るときは、はっきりと強く撫でたりたたいたりしてください。そっと撫でられるとトラは反応します。
・トラの近くで急な動きをしないでください。
・荷物は檻には持ってはいらないでください。


私たちは、大きなトラの檻の前に連れていかれました。

三つの檻があり、それぞれの檻には一頭づつトラが入っています。

私たちは3つの檻に順番に入って、トラをなでたり、トラの上に寝そべったりして

写真を撮ることになっていました。

私たちに与えられたのは15分。

私たちの順番を待っている間、人々がトラと写真を撮っているのを眺めながら、

ふと、なんで、お金を払ってこんな危険なことをしようとしているのだろうと

思ったりしました。

30分ほど待ったあと、ガイドが私たちに一つ目の檻に入るよう促しました。

その時の私は、まるで死刑を宣告された囚人のような気持になりました。

檻の中には、私とGとガイドと大きなトラ一頭。

まず、Gが寝そべっているトラの後ろに座って、撫でたり

トラを叩いたりしました。

その間、私はカメラマンになって、Gとトラの写真を撮り続けました。

ガイドが言った。

「さあ、今度はあなたの番ですよ。」

一瞬、固まる私。

「あっ、私は結構ですから。。。ははは。。。」と、

言おうかと思いましたが、頭をよぎったのは入場料のこと。

せっかくお金を払ったのだし、やってみるか。。。(←セコイ?)

勇気を振り絞って、トラの後ろ側に座ってみた。

「はい、じゃぁ、撫でてください。」と、ガイド。

恐る恐るトラを撫でてみた。

そうだ、はっきり強く撫でなきゃヤバいんだっけ?

撫でていますよと主張するように、強く撫でたたり、叩いたりした。

ふ~ん、トラってこんな毛並なんだ。。。

ちょっと固めの長い毛の下には短い柔らかい気が生えているようだが

量はそんなに多くない。

そして、ちょっと湿っているような気がした。

「じゃ、次はトラの上に寝そべってください。」

え? 

引きつる顔。。。

それでも、なんとかやってみる。

一通りやって、次の檻へ。

この檻のトラは細長い台の上に外を向いて寝そべっていた。

また、Gから先にその台の上に座って、トラに寄り添うようにすわって

トラを撫でたり、頬を寄せたりして写真を撮る。

今度はGと一緒に写真を撮ってもらったりした。

さて、とうとう最後の檻へ。

今度のトラは横座りしている。

即ち、今までの二頭と異なり、頭を起こしているのでした。

Gが傍に座って撫でたりしている間、

そのトラはGをじっと見たり、軽く口を開けたりした。

ガイドが棒のようなもので、別のところを叩いて

注意をそちらに向けようとしましたが、

そのトラは何度もGの方に向いていました。

私の番になって、トラの傍に座って撫でようとした瞬間

トラが私の方にくるっと向きを変えた。

そして、至近距離でトラと目が合った私は

すっかり肝をつぶしてしまい、それ以上は無理でした。

(冒頭に書いた通りです。。。)

トラとの対面を果たした後に、

「僕たちの時間は15分もなかったよね?」と、不服そうなG。

そう言われてみると、15分もなかったような気がする。

でも、あれ以上は無理ってか、こんな体験は一生に一度で十分です。

ふー。

そもそも、私は、『君子危うきに近づかず』というタイプの人間なのですが、

こんなことが出来たのも、Gと一緒にいたからかな、なんて思います。

2010年10月3日日曜日

Hidden Fees (隠された手数料)

前回、このブログを書いたのは6月のワールドカップの開催中でした。
イタリアの惨敗も、今はもう随分昔のことのような気がします。
私は、イタリアが、ワールドカップを去ることを余儀なくされた翌日から
風邪を引いてしまいました。
あまりのタイミングのよさに、何人かの人にはイタリアの敗戦のせいで
体調を崩したと思われたようです。
ええ、否定はいたしませんとも。



ところで。。。

来週から、またタイに遊びに行くことにしました。
今回はチェンマイにも初めて行きます。
チェンマイはバンコクの北に位置し、飛行機で行くと大体1時間強かかります。
バスや電車で行くという手もありますが、12時間とかかかってしまうので
時間を節約するため、飛行機で行くことにしました。(時は金なり!)

チェンマイ行きのタイ国内線航空会社は5~6社もあります。
できたら、時間だけでなく、お金も節約したいため
なるべく安い航空会社を選びました。

ネットで各エアラインのウエブサイトに行って価格を比較しました。
One-Two-GO Airlines は安かったのですが
インターネットで調べてみると、なんでも2007年に事故を起こしており
EUからは最も危ない航空会社に指定されて乗り入れを禁止されているそうです。
事故での犠牲者には、航空会社から日本円にして約180万円程しか
補償金がでなかったそうです。
タイの物価を考えると先進国並みの補償は無理かもしれませんが、
日本人の私には安すぎます。
安い便に乗りたいけれど、ドキドキしながら乗るのも心臓に悪いですし。。。

それでも、一番安かったのは、Air Asiaでした。
マレーシアの会社で、最近、羽田航空の国際線就航に合わせて
日本に進出してきましたよね。
どこ行きだったか忘れてしまったけれど、
5000円という破格の運賃でニュースになっていましたが。

Air Asiaで予約することにしました。
まず、荷物を預けると、重さに応じて料金がかかります。
予めウエブ上で預ける荷物の重さを入力できます。
ウエブ上の方が安いらしいです。
2泊3日の予定なので、手荷物は持ち込むつもりだったのでパス。

次に、食事のオプションが出てきました。
こちらも有料です。
1時間余りのフライトなので特に食事は必要ないだろうとこれもパス。

もう、追加料金は出てこないだろうと思いながら、座席を選ぶ画面に行くと、
なんと、座席を選ぶと1席につき50バーツかかることがわかりました。
せっかくGと一緒に行くのに、別々の席だと楽しくないと思い
こちらは別料金を払うことに。
2人分で200バーツ成り。
日本円で600円ほどですから、ま、いいかってことで。

さて、次に進むと、また何か表示されました。
今度は、「あなたの旅の安全のために、保険に入りませんか?」ときた。
勿論、有料です。ええ、もちろん、パスしましたよ。

いろんな追加料金を潜り抜け、ようやく支払の画面に辿りつきました。
最後に現れた手数料、それは。。。
「クレジットカードを使って支払う場合手数料がかかります。200バーツ。」
・・・・・。
てか、オンラインでチケットを外国から購入している私にとって
クレジットカード以外での支払オプションはなく、
泣く泣く支払うことになりました。
安い航空券には、各種手数料が隠れているということを学んだ私でした。。。

バンコク-チェンマイ行きは往復で一人当たり7500円ほどになりました。
ま、なんだかんだ言って安いです。
ホテル代も1泊3000円程度のところに泊る予定です。
でも、とてもゲストレビューを読むと評判の良いホテルです。
とっても楽しみです。

ところで、機内食ドットコムというウエブサイトを見つけました。
余計な文章は一切なし。
写真、エアライン、行先、席のクラス、
それに搭乗した日にちのみが書かれています。
写真がすべてを物語っています。
しかし、一体誰が運営しているんでしょうね。
私もこんなウエブサイトを運営できるほど
いろんなん所に行きたいものです。。。