イタリア映画“Ieri, Oggi, Domani”は、ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニが出てくる、オムニバス・コメディ映画です。このブログも昨日(過去)のこと、今日(現在)のこと、明日(未来)のことを書いていきます。

2008年12月3日水曜日

めでたい話


「Iが帰国するらしいんだ。」
「え~っ、そうなの?」

Iは数年前にヨーロッパの某国からアメリカにやって来た。
アメリカ市民になるために、彼はアメリカ海軍に入隊して1年過ごした。
3年前に出会ったころの彼はアメリカの結構いい大学を卒業して
丁度会社で働き始めたところだった。
そして、彼にはアメリカ人の気立てのいい彼女もいた。
その彼が帰国するというのだ。

「国に帰ってどうするの?仕事は?彼女とはどうするつもり?」

矢継ぎ早に質問する私に、Gは説明した。
Iはアメリカ人の彼女とはしばらく前に別れていた。
久しぶりに短期間母国に帰国したIは、そこで運命の女性と出会い
更に仕事も見つけて帰国することにしたというのだ。
そして、近々結婚する予定なのだという。

話題を変えて、数ヶ月前に帰国したSについて尋ねる。

「そういえば、Sは元気にしてるのかな?」
「ああ、Sね、今度結婚するらしいよ。」
「えええ~~~!!ホントに?」

Sとはアメリカにいる時に時々一緒にご飯を食べたり
映画を見たりしたものだった。
とても優しい人だったが、彼女ができないでいた。
いつも私は、あんなにいい人にどうして彼女ができないのだろうと思っていた。

「でも、Sって3か月前に帰国したばかりだよね?なのにもう結婚だなんて。」
「3か月の間に結婚相手をみつけたんだよ。」

立て続けに2件も結婚話を聞いてびっくりした。
しかも、2人とも相手に出会ってすぐに結婚をきめたようなのだ。
運命の相手に出会うと、すぐに結婚って決められるものなのだろうか。
出会ってすぐに運命の人だとわかるのだろうか?

フランスではこんな諺があるようだ。
Les mariages sont ecrit dans le ciel.
数年前に買ったワイングラスに書かれている言葉である。
「結婚は空に書いてある。」
すなわち、結婚は運命で決まっているという意味なのだろう。

私の結婚も、私が知らないだけで、すでに決められているのかもしれない。
というわけで(?)、結婚が決まったら、すぐにお知らせします。
何もお知らせしない間は結婚が決まっていないとご理解ください。。。