
数か月前のこと。
仕事で銀行に行って、
あまりの銀行側の対応の遅さにイライラしながら待っていた。
あまりイライラするので気分を紛らわせようと
近くに置いてあった某雑誌を手に取ったのです。
ページをペラペラめくると、
パリ特集が目に飛び込んできた。
お、パリじゃん、面白そう。。。
パリで日本人パティシエと結婚した雨宮塔子が
美術館にたたずんでいる写真が載っていた。
なんと、そこは私が好きなGustave Moreau 美術館だった。
彼女がアナウンサーを辞めて美術史の勉強をするために
パリに渡ったことは話に聞いていたが、
そこで彼女が取り上げたのはGustave Moreau というではないか。
彼女もGustave Moreauが好きだとわかって
急に少し彼女に親近感を持った。
待ち時間であることを忘れて、すっかりパリ特集に没頭してしまった。
そして、心の中にある感情が湧きあがってきた。
そうだ、すっかり忘れていた。。。
私、フランスが好きだったんだ。
私、Gustave Moreau がすきだったんだ。
なんだか急に大切なものを思い出したような気持ちになった。
気がつけば、イライラはどこかに吹っ飛んでしまい
気分はすっかりリフレッシュしていた。